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新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★
総評:ポスト、モデスト・マウス? スーパーチャンク?


メガネ店の店先で、メガネを洗っているサラリーマンを見ると、
なんだか切ない気持ちになってしまいます。
小さい事が気になるハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
米インディ・シーンの超新星、
One For The Teamのセカンド・アルバム、
『Build It Up』(2008年発売)です。

はじめに申し上げておきますが、USインディロック好きは必聴です!
特に、Modest MouseやSuperchunkが好きな人は絶対気に入るはずです。

このバンドを一言で説明すると、
男女の混声とキーボードがフィーチャーされたギター・ポップなのですが、
そのメロディや声が何とも、Modest Mouse、Superchunk的なんです。

大袈裟かも知れませんが、
ワタシはこういうアルバムに出会う為に、
春からいろんバンドのCDを聴きまくったのだと思います。

USグランジ/オルタナから派生していった、
90年代後半のUSインディ・ロックを引継ぐ要素を、
このバンドは十分に持ちあわせている気がします。

2000年代に入り、インディロックと言えばUKという時代になってきていますが、
まだまだ、USインディも捨てたモンじゃないなと感じさせてくれます。
だって、UKからはこういうアルバムを作れるバンドが出てこないんですから。

ま、音楽がネットで行き来する時代ですから、
UKが上だの、USが下だのと言うのは無意味なんですが、
ワタシの中ではやっぱり、ふたつの国の間に、
越えられないインディ・ロックの垣根があるのを、
このアルバムを聴いて感じました。

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採点:★★★★
総評:エモ経由のインディ・ポストロック


同じフリーペーパーを何度も持って帰ってきてしまいます。
手元にホットペッパー12月号が3冊あるハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
The Appleseed Castというエモコアバンドの実験作、
『Low Level Owl, Vol. 2』(2001年発表)です。

前作の『Mare Vitalis』(2000年発売)は、
カオティック・エモという印象だったのですが、
わずか一年で、こんなに凄い変化を遂げるとは思ってもみませんでした。

確か、2001年頃のワタシは、
SUNNY DAY REAL ESTATEが一番好きなバンドでありながら、
ポストロックに夢中になっていた時期だったので、
このアルバムを聴いたときの衝撃は凄まじいものがありました。

さて、2009年となった今、
再度このアルバムをじっくり聴いてみましたが、
やっぱりインディ・ロックの名盤に違いないと感じました。

このアルバムの素晴らしいところは、
壮大でありながらも、聴こえてくる個々の楽器の音が、
なんか安っぽくローファイなところです。

表現の方法はポストロック的でも、
あくまでインディロックっていうこだわりを感じます。

時々うっすらと聴こえてくる、エモーショナルな歌もかっこいいし、
ギターのフレーズやドラムは初期モデストマウスを感じさせます。

曲は長かったり、短かったりと様々で、
一枚を通して聴くには、シガーロスばりに精神統一が必要ですが、
演奏は割とシンプルなので、集中せずに雰囲気を味わうだけでもいいと思います。

エモコア経由のポストロックって言葉にピンときた方に、
是非とも聴いていただきたいアルバムです。
意外とシューゲイザーファンにも受けそうですよ。


アメリカの音楽誌「Rolling Stone」が、
2000年代にリリースされたアルバムのベスト100を発表しました。

FLEET FOXESやVAMPIRE WEEKEND、Yo La tengoが入ってて、ちょっと嬉しいです。
残念ながらClap Your Hands Say Yeahは入ってないみたいですね。

今後はこれらを参考にして、レビューを試みたいと思います。

1. RADIOHEAD『Kid A』
2. THE STROKES『Is This It』
3. WILCO『Yankee Hotel Foxtrot』
4. JAY-Z『The Blueprint』
5. THE WHITE STRIPES『Elephant』
6. ARCADE FIRE『Funeral』
7. EMINEM『The Marshal Mathers LP』
8. BOB DYLAN『Modern Times』
9. M.I.A.『Kala』
10. KANYE WEST『The College Dropout』
11. BOB DYLAN『Love And Theft』
12. LCD SOUNDSYSTEM『Sound Of Silver』
13. U2『All That You Can't Leave Behind』
14. JAY-Z『The Black Album』
15. BRUCE SPRINGSTEEN『The Rising』
16. OUTKAST『Stankonia』
17. BECK『Sea Change』
18. MGMT『Oracular Spectacular』
19. AMY WINEHOUSE『Back To Black』
20. THE WHITE STRIPES『White Blood Cells』
21. COLDPLAY『A Rush Of Blood To The Head』
22. GREEN DAY『American Idiot』
23. D'ANGELO『Voodoo』
24. BRUCE SPRINGSTEEN『Magic』
25. RADIOHEAD『Amnesiac』
26. CAT POWER『The Greatest』
27. THE FLAMING LIPS『Yoshimi Battles The Pink Robots』
28. YEAH YEAH YEAHS『Fever To Tell』
29. SIGUR ROS『Agaetis Byrjun』
30. RADIOHEAD『In Rainbows』
31. MY MORNING JACKET『Z』
32. LIL WAYNE『Tha Carter III』
33. DAFT PUNK『Discovery』
34. OUTKAST『Speakerboxxx / The Love Below』
35. PJ HARVEY『Stories From The City, Stories From The Sea』
36. U2『No Line On The Horizon』
37. 50 CENT『Get Rich Or Die Tryin'』
38. RYAN ADAMS『Heartbreaker』
39. KINGS OF LEON『Aha Shake Heartbreak』
40. KANYE WEST『Late Registration』
41. ARCTIC MONKEYS『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』
42. ELLIOTT SMITH『Figure 8』
43. THE KILLERS『Hot Fuss』
44. SYSTEM OF A DOWN『Toxicity』
45. KANYE WEST『Graduation』
46. JUSTIN TIMBERLAKE『FutureSex / LoveSounds』
47. FLEET FOXES『Fleet Foxes』
48. TV ON THE RADIO『Dear Science』
49. FIONA APPLE『Extraordionary Machine』
50. BRIGHT EYES『I'm Wide Awake It's Morning』
51. SPOON『Kill The Moonlight』
52. M.I.A.『Arular』
53. KINGS OF LEON『Only By The Night』
54. NORAH JONES『Come Away With Me』
55. ROBERT PLANT / ALISON KRAUSS『Raising Sand』
56. VAMPIRE WEEKEND『Vampire Weekend』
57. DEATH CAB FOR CUTIE『Transatlanticism』
58. DANGER MOUSE『The Grey Album』
59. INTERPOL『Turn On The Bright Lights』
60. PHOENIX『Wolfgang Amadeus Phoenix』
61. THE SHINS『Oh, Inverted World』
62. JOHNNY CASH『American III: Solitary Man』
63. KANYE WEST『808s And Heartbreak』
64. GILLIAN WELCH『Time The Revelator』
65. MANU CHAO『Proxima Estacion Esperanza』
66. ANTONY & THE JOHNSONS『I Am A Bird Now』
67. BJORK『Vespertine』
68. U2『How To Dismantle An Atomic Bomb』
69. MISSY ELLIOTT『Under Construction』
70. SLEATER-KINNEY『The Woods』
71. BRIGHT EYES『Lifted Or The Story Is In The Soil, Keep Your Eart To The Ground』
72. FRANZ FERDINAND『Franz Ferdinand』
73. COLDPLAY『Parachutes』
74. RED HOT CHILLI PEPPERS『Stadium Arcadium』
75. ARCADE FIRE『Neon Bible』
76. SIGUR ROS『( )』
77. YO LA TENGO『And Then Nothing Turned Itself Inside Out』
78. SUFJAN STEVENS『Illinois』
79. THE NEW PORNOGRAPHERS『Electric Version』
80. KINGS OF LEON『Youth And Young Manhood』
81. RYAN ADAMS『Gold』
82. QUEENS OF THE STONE AGE『Rated R』
83. THE BLACK KEYS『Attack & Release』
84. EMINEM『The Eminem Show』
85. COLDPLAY『Viva la Vida Or Death And All His Friends』
86. THE POSTAL SERVICE『Give Up』
87. GNARLS BARKLEY『St. Elsewhere』
88. BRIAN WILSON『Smile』
89. RADIOHEAD『Hail To The Thief』
90. AMADOU & MARIAM『Dimanche A Bamako』
91. THE HIVES『Veni Vidi Vicious』
92. BON IVER『For Emma, Forever Ago』
93. JOHNNY CASH『Unearthed』
94. THE LIBERTINES『Up The Brackett』
95. ALICIA KEYS『Songs In A Minor』
96. THE STREETS『Original Pirate Material』
97. WILCO『Sky Blue Sky』
98. TV ON THE RADIO『Return To Cookie Mountain』
99. THE HOLD STEADY『Almost Killed Me』
100. LEONARD COHEN『10 New Songs』

ちなみに、2000年代でワタシが一番聴いたアルバムは、
間違いなくbonobosの『electlyric』ですね。
かれこれ5年近く、車載のCDプレーヤーに入ったままだもん。
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 CDレビューのブログで始めたつもりが、いつの間にか戯言日記と化してしまいました。何卒お付き合いください。
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