新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★★
総評:カート・コバーン亡き後、突如祀り上げられたヒーロー
塩漬けワカメの”塩”が、何かに使えないか悩んでいます。
貧乏性のハオリンです♪
本日紹介するアルバムは、
Nine Inch Nailsの代表作、
『Downward Spiral』(1994年リリース)です。
このアルバムを聴いたのは高校2年生の頃でした。
あんまり、話したこともない、
隣のクラスのメタル好きの男子に借りました。
当時の私は、亡きNirvanaの面影を求めて、
BushやSilverchair、Live辺りに夢中になっていたので、
このアルバムの良さが全然理解出来ませんでした。
大体、Nine Inch Nailsこと、トレント・レズナーっていうと、
音楽雑誌で「カート・コバーンの次はコイツだ!」的な、
紹介のされ方だったのが気に食わなくって、
絶対聴くもんかと思っていました。
(当時のワタシは完全なカート信奉者でしたから…。)
ですから、せっかく借りたCDも、
”March of the pigs”と”Hurt”以外は完全スルーでした。
その後3年経って、ようやくこのアルバムを購入したんですが、
当時との印象は、まるで異なっていて、
「なんて、すごい緻密かつ、怒りに満ちたアルバムなんだよぅ!」って、
全身に鳥肌が立つような衝撃を受けたのを覚えています。
さて、前置きが非常に長くなりましたが、
やっぱり何度聴いても、斬新で刺激的な素晴らしいアルバムです。
インダストリアルやエレクトロニカのベースに、
圧倒的な破壊的攻撃力と、脆く儚いポップネスが共存する、
まさに奇跡としか言えないような内容です。
そして、最後まで聴き終えた後には、
何とも言えない悲壮感と疲労感が残ります(笑)
そう言えば、1999年に『The Fragile』が発売された後、
秋葉原でNINのTシャツを着た、オタクっぽい人を数人見かけました。
やっぱりトレントはオタクに人気なんだなぁと思った次第です。
最後に、一言だけ。
「トレントさん、昔の面影が全然ありませんが!?」
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