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新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★
総評:気楽に聴き流しても耳に残るハッピー・エレクトロニカ


本日紹介するアルバムは、
I Am Robot and Proudの4thアルバム、
『Uphill City』(2008年リリース)です。

このI Am Robot and Proudは、
カナダはトロントで活動する中国人、
ショウハン・リエムによる1 人ユニットだそうです。

内容自体はCMのテーマソングにでも使われていそうな、
非常に解りやすいポップ・エレクトロニカという感じです。

中国人ということもあって、ところどころのフレーズは、
中国っぽいのが特徴です。

良く言えば、敷居が低く子供でも楽しめるアルバムですが、
悪く言えば、ちょっとした機材とPCの知識があれば、
誰でも作れそうなアルバムという印象が残ります。

今回ワタシがこのアルバムを紹介した理由は、
「音楽なんぞ必ずしも集中して聴く必要はない」と、
教えてもらったような気がしたからです。

例えば、家族で食事をしながら音楽を聴く。

そんなときのBGMって、
意外に適当な音楽が見つからないもんです。

大抵のロックのアルバムは「うるせー!」と言われ、
気を遣って静かなものをチョイスすると、
今度は「何か気が落ち込むから止めてくれ」言われ、
結局ガラにも無く、ジャズやクラシックを聴いていました。

不思議な事にこのアルバムは、
我が家の食卓に上手く馴染んでくれて、
かなり重宝しております。

つまりこれは音自体が主役となるアルバムではなく、
あくまで日常生活のBGMとして欠かせない、
脇役的名盤ですね。

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採点:★★★☆
総評:円熟期を超えて再び始動


ハオリンです。
ブログの更新をサボっていたので、未聴のCDが増えまくっています。
しばらくは2010年発売のアルバムを中心に紹介します。

本日紹介するアルバムは、
Superchunkの『Majesty Shredding』(2010年)です。
なんと結成21年目、ノースカロライナ産の大ベテラン。
実に9年振りとなる9作目の作品です。

待ちに待ったというべきか、
もはや待っていたことすら忘れていて、
「え、もう新作出てたの?」って呆気にとられました。

しかも、リリースを知ったのは楽天レンタル。
発売日にレンタル可能作品になってるし…。

と、何だか肩透かしをくらってしまった一枚です。

ワタシの中でこのバンドは、
1997年の『Indoor Living』と1999年の『Come Pick Me Up』で、
ひとつのUSインディ・ロック界の頂点を極めたという印象があります。

その二作品の完成度があまりにも高過ぎたので、
続く2001年『Here's To Shutting Up』は、
脱ローファイして音質も良くなったぶん、
コンパクトにまとまり過ぎて、がっかりした記憶があります。

さてさて、肝心のこのアルバムの感想ですが、
予想通りバンド再始動的な、勢いのある内容になっています。
デモ音源みたいな音質で先行発売された、
"Learned to Surf"のバランスもだいぶ改善されてます。

ま、前作同様に上手くまとまり過ぎてる感は否めませんが、
9年振りの作品としては、大きく期待を裏切らない、
なかなか聴き応えのある作品ではないでしょうか。

音質がもうちょっとペナペナ(?)してたら、
随分と印象が変わったかもしれません。
特にギターの歪みと音圧が、イマイチワタシの好みじゃないです。

やっぱり、Superchunkがローファイがしっくりくると思います。


採点:★★★★☆
総評:中毒性たっぷりのサイケ・インディロック


ハオリンです。
誰にも気付かれないように、こっそり更新再開します・・・。

さて、本日紹介するアルバムは、
Deerhunterの4thアルバム『Halcyon Digest』(2010年発表)です。

今年も既に残り2ヶ月余り、
Vampire Weekendの『Contra』は素直に今年の代表作とは言えず、
Foalsの『Total Life Forever』も飛び抜けて名盤とは言えず、
モヤモヤしたまま一年を終える予感がしていましたが、
ここに来てDeerhunterが頭ひとつリードという感じです。

ま、あくまでワタシの基準ですから参考にならないですが。

もはや絶滅しつつある、90年代後半のUSインディ・ロックを踏襲しながらも、
Velvet Undergroundやジョン・レノンさえ彷彿させる、
ノスタルジックなサイケデリック感と甘美なメロディがたまりません。

軽やかで気だるい曲の心地よさに身を委ねていると、
薄暗い部屋の隅から悪魔に手招きをされているような、
不思議な感覚に陥ります。

浮遊感のある、まるで白昼夢を見ているようなアルバムです。
こういうアルバムは何十回でも聴けちゃいますね。

間違いなく2010年のベストアルバム!!

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 CDレビューのブログで始めたつもりが、いつの間にか戯言日記と化してしまいました。何卒お付き合いください。
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