新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★
総評:Weezerの『Red Album』かと思った。。
飲会の席で「アイツ、いい意味で裏切ってくれたよねぇ~」って類の言葉を聴くと、
妙にイラっとしてしまいます。
30過ぎたらイライラするハオリンですぅ♪
さて、忘年会を無事に済ませた本日紹介するアルバムは、
Sugar Rayが2003年にリリースした5作目、
『In the Pursuit of Leisure』です。
このアルバム、はっきり言ってWeezerの『Red Album』みたいです(笑)
声もどことなくリバースっぽい気がするんですが。
Sugar Rayを聴くのは、1999年発表のセカンド、『14:59』以来ですが、
いつの間にかこんな変化を遂げていたとは・・・。
Sugar Rayっていうと、筋肉夏男の熱いミクスチャーってイメージだったんですが、
このアルバムはものすごくスッキリした、
エスニックなアコギ・サウンドがメインになっています。
メロディもちょっと物悲しくて、
夏の夕日を眺めながらのドライブに最適な感じです。
これは隠れたウィーザー的な名盤ですよ。
しかしビックリするのが、
このアルバムがリリースされたのは2003年なんです。
現在は一体どんな変化をしているのか気になります。
是非とも『Red Album』と聴き比べていただきたい。
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採点:★★★☆
総評:「ダサかっこいい!」が、USインディロックの基本
旅館に行くと、まずお札(おふだ)を探してしまいます。
額縁の裏や、クローゼットには注意です。
旅行先では、幽霊が怖くて眠れないハオリンです♪
本日は紹介するアルバムは、
ワタシの大好きなModest Mouseの1999年リリース作品、
『Building Nothing Out Of Something』です。
このアルバムは、彼らがUp Recordsに所属していたときの、
コンピレーション・アルバムらしいので、
恐らく正式なアルバムではないんですが、
Modest Mouseで一番好きなアルバムといえば、間違いなくこれです。
ヘロヘロな感じのボーカルに、
スカスカでローファイ感たっぷりの音質、
そこになんだかひねくれたようなギターフレーズ。
まさに、インディロック・ファンの心を鷲掴みする内容です。
それになんて言っても、じわじわと情熱的に変わっていく曲がイイ!
3曲目の”Broke”なんて、生涯ワタシの心のテーマソング間違いなしです。
特に最後、勢い余ってギターとリズム隊の演奏がずれちゃうところが最高(笑)
2001年に下北沢シェルターまで、ライブを見に行ったときに、
初めてメンバーの顔を知ったんですが、
ボーカル・ギターのIsaac Brockが意外に若くて、
マッチョでイカツかったのに驚きました。
てっきりナヨナヨっとした、
おじちゃんみたいな人が歌ってるのかと思ってましたから。
このアルバムの後に、メジャー(Epic)へと移籍するわけですが、
メジャー第1弾となる『The Moon & Antarctica』(2000年)は、
まだインディ色が強くて結構好きでした。
しかし、それ以降の、
『Good News For People Who Lovebad News 』(2004年)、
『We Were Dead Before The Ship Even Sank』(2007年)は、
どうもいい印象がないってのが正直なところです。
採点:★★★★
総評:カート・コバーン亡き後、突如祀り上げられたヒーロー
塩漬けワカメの”塩”が、何かに使えないか悩んでいます。
貧乏性のハオリンです♪
本日紹介するアルバムは、
Nine Inch Nailsの代表作、
『Downward Spiral』(1994年リリース)です。
このアルバムを聴いたのは高校2年生の頃でした。
あんまり、話したこともない、
隣のクラスのメタル好きの男子に借りました。
当時の私は、亡きNirvanaの面影を求めて、
BushやSilverchair、Live辺りに夢中になっていたので、
このアルバムの良さが全然理解出来ませんでした。
大体、Nine Inch Nailsこと、トレント・レズナーっていうと、
音楽雑誌で「カート・コバーンの次はコイツだ!」的な、
紹介のされ方だったのが気に食わなくって、
絶対聴くもんかと思っていました。
(当時のワタシは完全なカート信奉者でしたから…。)
ですから、せっかく借りたCDも、
”March of the pigs”と”Hurt”以外は完全スルーでした。
その後3年経って、ようやくこのアルバムを購入したんですが、
当時との印象は、まるで異なっていて、
「なんて、すごい緻密かつ、怒りに満ちたアルバムなんだよぅ!」って、
全身に鳥肌が立つような衝撃を受けたのを覚えています。
さて、前置きが非常に長くなりましたが、
やっぱり何度聴いても、斬新で刺激的な素晴らしいアルバムです。
インダストリアルやエレクトロニカのベースに、
圧倒的な破壊的攻撃力と、脆く儚いポップネスが共存する、
まさに奇跡としか言えないような内容です。
そして、最後まで聴き終えた後には、
何とも言えない悲壮感と疲労感が残ります(笑)
そう言えば、1999年に『The Fragile』が発売された後、
秋葉原でNINのTシャツを着た、オタクっぽい人を数人見かけました。
やっぱりトレントはオタクに人気なんだなぁと思った次第です。
最後に、一言だけ。
「トレントさん、昔の面影が全然ありませんが!?」