忍者ブログ
新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Gomez / How We Operate
gomez.jpg


採点:★★★★
総評:傑作だ。もっと評価されるべき。


ゴメスの事はあまり詳しくは知らないんだけど、
確かフロントの3人が全員ボーカルみたいなバンドだったかな。

一人がパールジャムみたいな野太い感じで、
一人がイギリスのバンドによくいそうな優しい声で、
もう一人はよくわからん。

一粒で2度、3度美味しいようなバンド。

ゴメスを初めて聴いたのは10年以上前。
新宿のタワレコの半額ワゴンの中で見つけたシングルだった。
曲名は忘れたなぁ。
第一印象はパールジャムがひねくれたロックをやってるって感じ。

このアルバムも、2年前にHMVの「3枚買うと20%OFF」で、
別にたいして欲しくなかったけど、ついでの一枚として買った。

たしかその時は、
Built to Spillの「You in Reverse」と、
Modest Mouseの「We Were Dead Before the Ship Even Sank」
が目当てだったんだ。

…と、前置きが長くなったけど、
1曲目の「Notice」、2曲目の「See the world」と、
たて続けに名曲の香りがプンプンしますぞ。
その後も、好きな事を、自分たちのスタンスでこなしている感じ。
いい曲を作るツボを心得ているし、
また、それを飽きさせずに聴かせる技量も、遊び心もある。
単なるヒネクレ者のロックじゃないぜ。

バラエティー豊富な曲が入っているんだけど、
比率ではカントリー・テイストのものが多いかな。
演奏もちょっとジャム・ロックっぽさがあるね。

どんなことやってもサマになってるんだから、すごいバンドだぜ。
最近の若手ロック・バンドがワンパターンに聴こえてしまう、
ロック離れしつつあるアラサー世代に聴いてもらいたいな。

Gomez - Notice
PR
Pris / The Kiss Off
pris.jpg


採点:★
総評:肩書きのあるやつは要注意


「Weezerのアルバムにエンジニアとして参加していた」という肩書き、
これだけで聴いちゃうって人いませんか。いっぱいいるでしょう。

私ももちろん、その一人です。

期待してはいなかったけど、やっぱり全然よくなかったです。
独りよがりの宅録ギターポップって感じ。
こういうのは一番タチがわるい。
これ位のベタな曲って誰でも作れる気がしませんか。

ギタポ全盛の頃ならまだ何かしら評価があったかもだけど、
今更こんなベタなギターポップ・アルバム出されてもって感じ。
しかもウィーザーの肩書きあって、この音でしょう。
これって、なんだか卑怯な手段だなーって思うのだけど。

ま、そんなことはいいとして、
音はWeezer、RentalsのファーストとChopper OneとFountains of Wayneを足して、
それにフー・ファイっぽさがちょっとだけ加わった感じ。

大体さ、全体を覆うスペーシーな音響がもうダメ。
生音っぽくしてくれれば、まだ聴けたかな。

Kara's Flowers / Fourth World
kara.jpg


採点:★☆
総評:詰め込みすぎたね。


Maroon5ってKara's Flowersの改名後のバンドなんだって。
Kara's Flowersをリアルタイムで聴いたことがある人は「エーッ!?」
って感じじゃないかな。全然印象が違う。
当時は完全にウィーザーの2番煎じ、
いや3番煎じくらいのギターポップだったよね。
PVもウィーザーの「バディ・ホリー」のパクリっぽくてさ。
もう「Soap Disco」一曲で消えちゃった感じ。

だから、これは聴き返すチャンスだなと思ったわけさ。
実にこのアルバムを聴くのは10年振り。

さて、曲の感じなんだけど、意外にもマルーン5っぽさはあるよね。
歌い方も全然変わったと思ってたけど、そんなにギャップは感じないぞ。
実際3曲目なんかは、今でも行けそうな「マルーン節」があるよ。
演奏も当時感じてたよりも、全然上手いぞ。特にドラム。

しかしだな、単純にギタポ/パワポとして聴くと、
一曲に色々詰め込みすぎ。これじゃゴチャゴチャで曲調もよくわからん。
また、そのフレーズの繋ぎ方や曲の盛り上げ方も、
まー中学生が思いつきそうなワンパターンな感じだわな。

ところどころ(特に最後の曲はモロ)にウィーザー・フレーズがあって、
それを覆い隠すかのように、上塗りフレーズを増やすもんだから、
もう収拾がつかなくなってる。

せっかくの甘い歌声も、これじゃ埋もれちゃう感があるよね。
今更ながら、もっと音数減らしてスッキリ・シンプルにさせれば、
道は開けたかもよ。…と、言ってみるテスト。

しかし現にこのアルバムで失敗したのと間逆のこと、
(音数減らして、リズム生かして、この声に一番よく合う曲を作って、)
今のマルーン5になったんだから、
やっぱすげぇ技量を持ってたんだろうな。

あ、最後に言っとくけど、
あたいマルーン5って、CMかラジオで数回しか聴いたことないからね。
それに、ずっとジャミロクアイだと思ってたからね。
[64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74]
プロフィール
名前:
ハオリン
性別:
非公開
自己紹介:
 CDレビューのブログで始めたつもりが、いつの間にか戯言日記と化してしまいました。何卒お付き合いください。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[10/26 おっさん]
[08/31 ハオリン]
[06/06 ヘドゲゲイン]
[05/08 通りすがりの・・・]
[12/14 jonn2]
忍者ブログ / [PR]
/ テンプレート提供 Z.Zone