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新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★
総評:90年代後半、USインディ・ロックの良心


東海道新幹線に乗ると、新横浜までにお弁当を食べ終えてしまいます。
食欲旺盛なハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
Modest mouse、Built to spillに並んで、
90年代後半のUSインディー・ロックを盛上げてきたバンド、
764-Heroの『Get Here and Stay』(1998年)です。

90年代後半のUSインディ・ロックっつうのが、
ワタシの青春時代そのものなので、
このバンドも特別な思い入れのあるバンドの一つです。

”90年代後半のUSインディ”と、
何とも漠然とした表現をしてしまいましたが、
一言で言えば、「枯れたロック」に尽きる思います。

Built to spillやModest Mouseもそうなんですけど、
ローファイな音質に、なんだか切ないメロディってのが当時の主流で、
深まる秋にぴったりな感じの、男臭くてムーディーなバンドが多かったですね。

さて、このアルバムも「枯れたロック」を象徴する内容です。
決して派手さや、キラーチューンはないのだけど、
不器用な男たちの、内側に秘めたエネルギーをビンビン感じます。

時よりみせてくれる、ほんのちょっとキャッチーなところも、
さりげない優しさを感じさせてくれて、ワタシのハートを鷲掴みです。

最近はこういう人肌を感じさせてくれるバンドが減りましたねぇ。



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採点:★★★
総評:マスロック的アグレッシブ・ダンスパンク

ファミレスで合コンしたことがあります。
ハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
SO MANY DYNAMOSって4人組バンドの、
『The Loud Wars』です。

SO MANY DYNAMOSは、2003年にミズーリ州セントルイスで結成。
今までに2枚のアルバムをリリースしています。
通算3枚目となる今作『The Loud Wars』は、
デス・キャブ・フォー・キューティーのギタリスト、
クリス・ウォラをプロデューサーに迎えて製作されました。

さて、このアルバムはUSインディ・ファンは一聴の価値ありです。
マスロック的アグレッシブ・ダンスパンクという形容が適当ですが、
実際にこのバンドが影響を受けてきたものは、
紛れもなくUSインディ・ロックであり、
その精神が根底に色濃く根付いている感じです。

曲の緻密でインテリジェンスな雰囲気は、Foalsに通じる気がしました。
Foalsよりは、温度がちょっと高くて熱唱していますが。
しかも、その歌声がpre-schoolに似ています。
ワタシはこの声はちょっと苦手かな。

でも総合的に、このアルバムは当たりですね。
これからの活躍が期待できるバンドの一つです。

最後にどうでもいいことですが、
このバンドは逆から読んでもso many dynamosです。


採点:★★★
総評:ビートルズ的サイケデリック


朝の番組で「占いコーナー」が始まると、すぐにチャンネルを替えます。
ハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
Oasisの通算7枚目になる、
2008年発表の『Dig Out Your Soul』です。

現時点(2009年11月)でバンドの中心人物ノエルが脱退して、
メインボーカルだったリアムは、新バンドを結成するって話です。

もはや過去の遺作と化してしまったようなアルバムですが、
ようやくレンタルが解禁になったので、早速聴いてみることにしました。

ちなみにオアシスのアルバム一枚を通して聴いたのは、
1997年リリースの『Be Here Now』以来です。
あの頃、必死でチケット取って、武道館行ったよなぁ。
あれから、もう10数年かぁ…。

さてさて、このアルバムはビートルズの『Revolver』や、
『Sgt. Pepper's~』を彷彿させるような印象を受けます。

シタールを使ったり、テープの逆再生を使ったりと、
ビートルズ的なサイケデリックを踏襲している感じ。

オアシスっつうと、
必要以上に壮大なスケール感がどうも好きになれなかったのだけど、
このアルバムはギターソロみたいなものは出来るだけ排除して、
タイトでサイケデリックなグルーブを重視しています。

そんな中でも初期オアシスのキラーチューン的な、
”The Shock Of The Lightning”も入ってるし、
ハオリン的には凄くいいアルバムだと思います。

ま、ワタシが12年前に聴いた『Be Here Now』とは、
ギャラガー兄弟以外のメンバーが違うわけだし、
そりゃ全然違う感じになってるはずだよね。

ジャケットを見たまま通りの音って言えば、
一番わかりやすいのかも。



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