新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★★
総評:3日に分けて聴いてみよう。
ファンシー・ショップでおばさんが、
「ミッキーマウスのメスのぬいぐるみどこ~?」と店員に訊ねていました。
小さいことを気にするハオリンです♪
本日ご紹介させていただくアルバムは、
アイスランドの国民的4ピース・バンド、
Sigur Rosが2005年にリリースした『Takk...』です。
このアルバムは、前作『( )』以来、3年振りの作品となります。
ジャンルとしての括りは、ポスト・ロックなんですが、
ジャンルにとらわれず、独自の世界観を持つ数少ないバンドです。
Sigur Rosっていうと、どのアルバムも長編大作なもんで、
精神集中しないと、最後まで聴けません。
このアルバムも例外無く長編大作です。
ですが、ワタシが過去に聴いてきた、
『アゲイティス・ビリュン』と『()』と比較すると、
だいぶ聴きやすくなっているような気がしました。
前作までは、アルバム一枚を通して聴いて、
ようやく真価が解るような感じなんですが、
この『Takk...』は、歌に比重を置いている為か、
アンビエントな要素が少し薄れ、
1曲1曲が解りやすく分離されているように感じます。
ですから、全曲ぶっ通しで聴かずに、
3日くらいに分けて聴いてみても、
十分に楽しめると思います。
それから、曲自体は意外とシンプルなんだなっていう印象を受けました。
ただ、アルバムの幻想的な音質や残響の感じは、半端無く素晴らしいです。
それも含めて、シンプルな曲でも独自の世界観を出せる、
シガーロスって、やっぱり凄いバンドですね。
最後に、ところどころがSunny Day Real Estateみたく聴こえます。
ポストロックやレディオヘッド好きな人だけでなく、
神聖な感じのエモコアが好きな人にもお薦めです。
あ、そうそう、
最近知ったんですが、ボーカルのヨンシーってゲイなんですって。
それと、片目は失明しているそうですよ。
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採点:★★★★
総評:胸を締め付けられるのは何故?
本日紹介するアルバムは、
2006年にリリースされたOwenの4作目、
『At Home With Owen』です。
このOwenってのはMike Kinsellaのソロ・ユニットです。
Mike KinsellaといえばJoan of arcのドラマーであり、
ワタシの愛してやまない奇才Tim Kinsellaの実弟でもあります。
さてさて、このアルバムもハオリンの名盤アンテナがピーン!です。
一見シンプルなアコースティック・サウンドですが、
独特なタッチのノスタルジック・アルペジオと、
果てしない広がりを感じさせる音響は見事としか言いようがありません。
そこに囁きかける半泣きの歌声が胸に染みてきます。
注意して耳を傾けずに、ただ聴き流しているだけでも、
胸が締め付けられるような、人恋しくなるような気分にさせられます。
この不思議な作用は、きっとOwenの魔法なんです。
センチメンタルな気分になる紅葉の季節にぴったりです。
ちなみにワタシは聴くたび、過去の過ちを反省したくなります。
Owen-Bad News (Youtube)
採点:★★★★
総評:久々にハオリンの名盤アンテナがピーンッ!!
フレッシュプリキュアの東せつな、イースの時の方が萌えたよね…。
ハオリンです♪
本日ご紹介のアルバムは、
イギリスはオックスフォード出身の5人組、
FOALSのデビューアルバム『ANTIDOTES』です。
このバンド、超かっこいいです。
ジャンルとしては知的なマスロック、ディスコパンクなんですが、
何といってもツボなのは、ヘロヘロなボーカル!
個人的な印象としては、正に洗練され過ぎたModest Mouseなんです。
1曲目はTortoiseの『Standards』みたいな始まりですが、
3曲目辺りからヘロヘロ具合が露呈されてきます。
それがストイックな・ポストロックの演奏と妙にマッチしています。
それから、アルバムの質感は全体的に無機質ですが、
ところどころにポストロック的な高揚感があって、
ワタシの心を鷲掴みにしてくれます。
ハオリン的にお薦めな曲は、このアルバムの中では、比較的キャッチーな、
3曲目”Red Socks Pugie”と、9曲目”Big Big Love (Fig. 2)”の2曲です。
マスロック、ディスコパンク好きにだけが聴くには勿体無い。
Modest Mouseみたいなインディロック・ファンにも聴いていただきたいです。
Foals // Red Socks Pugie