新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★★
総評:デイヴ・フリッドマン効果が◎
山に行くと必ず変な虫に顔を刺されます。
ハオリンです。
本日ご紹介する一枚は、
Lowの『The Great Destroyer』です。
このアルバムはKrankyからSub Popに移籍し、
デイヴ・フリッドマンを共同プロデューサーに迎えた
米ミネソタの3人組ロウによる2005年発表の7thアルバムです。
実のところLowのアルバムは、
スティーヴ・アルビニプロデュースの
2001年発表の『Things We Lost in the Fire』以来、
本当に久しぶりに聴きました。
その『Things We Lost in the Fire』に比べると、
全く対照的な印象を持ちました。
『Things We Lost in the Fire』が、
暗く淡々と、心に染み入るような生音の、
スロウコア的なアルバムなのに対して、
この『The Great Destroyer』は、
アグレッシブで、ゴージャスな、
スケール5割り増しポップという感じです。
でも表面的な表現の手段は違えど、
アランとミミのハーモニーによる本質的な「歌心」は、
やっぱりLowならではのものに違いないと思います。
ただ、単純にこっちのアルバムの方が好きですね。
まず何よりギターの歪んだ音がかっちょええし、
本来バスドラが入る空間を効果的に生かして、
壮大なスケールに仕上げている気がします。
Monkey - Low
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採点:★★★★
総評:適度におバカで、ヘンテコで適当。
いつも小銭で財布がパンパンなハオリンです♪
今日聴いた一枚は、
ニューヨーク出身のインディー・ロック・バンド、
Vampire Weekendの『吸血鬼大集合!』です。
うーん。
平たく言えばインディ・ポップなんですけど、
なんとも説明しずらい感じのアルバムですね~。
ストロークス+トーキングヘッズってレビューが多いみたいですが、
それは表面的な部分だけで、核となる部分は全く違う気がします。
上手く言えませんが、もっと「脱力」してて「適当」な感じなんです。
とりあえず、聴きながら気付いたことを並べてみると、
・ドラムが遊び心満点でおもちゃっぽい。
・ギターの音はジッタリンジン+津軽三味線風。
・適度にアフロビート。
・声は酔っ払ったニセレゲエ歌手。
・ストリングスがいい具合にノスタルジック。
・全体的に音数が少なくてスカスカ。
・音はスカスカだがスカっぽい曲もある(笑)。
こんな感じです。
ひと通り聴き終えた感想としては、南国っぽい曲が多かったように思います。
それぞれの曲は強烈にメロディアスなサビがあるとか、
タメ・キメのフレーズがかっちょいいって感じじゃなくて、
トロピカルな心地良いフレーズを繰り返すって手法。
それがダレることなく、適度にコンパクトにまとまっていて良いです。
適当なユルさ加減が絶妙でした。
いいアルバムです。
あ、そうそう、2曲目”オックスフォード・コンマ”のイントロが、
BOOWYの”わがままジュリエット”に聴こえます(笑)
Vampire Weekend - A-Punk
採点:★★★★
総評:聴けば2000年以降のリバイバル・ブームの見方が変わる!!
「ボウイを一から聴き直そう」企画の第3回目。
さてこの『Ziggy Stardust』、言わずと知れたボウイの代表作です。
自らが異星からやってきた架空のスーパースター「ジギー」となり、
ロック・スターとしての成功からその没落までを描く、
前代未聞の怪作コンセプト・アルバムです。
どうしてもこのボウイのビジュアルが先行してしまい、
お
至って粒ぞろいなクラシック・ロックな名曲が収録されています。
とにかく聴いて損はなし!
むしろ近年ロック・リバイバル・ブームは、
このアルバムを参考にしたんじゃないかってくらいの新鮮さを感じます。