新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
採点:★★★★
総評:サイケでドリーミーなファンタジーポップ!
ヒーハー!!ワールドカップ!!
…すみません。言ってみたかっただけです。
ブラマヨ小杉にゾッコンのハオリンです♪
本日紹介するアルバムは、
Animal Collectiveの『Merriweather Post Pavilion』(2009年)です。
こりゃあ、評判通りの名盤です!
前作の『Strawberry Jam』もなかなかの傑作でしたが、
こちらはよりエレクトロ度が増し、
幽玄な音響空間作りに重点が置かれいて、
終始脳内トリップ状態です。
それでいて、ローファイな質感もあって見事です。
まず、1曲目の”In The Flowers”がMercury Revみたいで、
ワタシのサイケデリックなツボを直撃し、
2曲目”My Girls”は、
ブライアン・ウィルソンを彷彿させる飄々としたボーカルと、
徐々に盛り上がってくる演奏にワタシのハートは撃沈。
3曲目”Also Frightened”では、
はサイケ期のビートルズにも通じるコーラスに興奮し、
後はひたすら身を任せてファンタジーの世界に浸りました。
1曲1曲に焦点を絞れば、
前作の『Strawberry Jam』の方が好みなんですが、
アルバム全体を通して聴くと、このアルバムの方が断然名盤ですね。
ツタヤレンタル・コーナーにありますので、
興味のある方は借りてみてくださいませ。
ちなみに、ワタシがこのCDを入手したのは、
見附市今町のひらせいのツタヤです。
あそこはコミックレンタルもあって、
ハオリン一家の巨大テーマパークです(笑)
PR
採点:★★★★
総評:喜びに満ちた開放感
cosmosterさんのブログ、
『ロック動画コレクション』をリンクに追加させていただきました!
ワタシの好みと共通点が多々ありますので、是非とも遊びに行ってみてください!!
さて、本日紹介するアルバムは、
Sigur Rosの通算5作目のオリジナル・アルバム、
『残響:Med sud i eyrum vid spilum endalaust』です。
前作の『Takk...』よりさらに歌の比重がグッと増して、
随分とポップで聴きやすいアルバムになっています。
Sigur Rosは全作を聴き続けている数少ないバンドのひとつですが、
まさか、こんな全人類に愛を与えるかのようなアルバムを作っちゃうなんて、
全く想像もできませんでした。
初めて1曲目のフラメンコ風のイントロを聴いた時なんか、
「おいおい、いくらなんでもやり過ぎじゃないの!?」と、
戸惑いや落胆に近い気持ちでいっぱいでしたが、
何度か聴くうちに、これはこれで現在のSigur Rosの代表曲なんだなと、
ワタシの中でのバンドイメージを払拭するようになりました。
だって、「いちゆぅ~、いちゆぅ~」(笑)っていう、
衝撃的なフレーズからもう既に10年が経っているんですもんね。
アルバムをリリースする毎に、
彼らの独自の天国みたいなところから、
どんどん地上へと降りてきたという感じが適当でしょう。
ですから、これ過去のSigur Rosの中では、
一番地に足の着いた印象を受ける、非常に聴きやすいアルバムです。
穿った見方をすれば、大衆向けの売りやすいアルバムかもしれません。
でも過去の作品を順に聴く限り、
決して商業的な面を意識して、こうなったのではなく、
必然的に万人に向けたアルバムになったのではないかと感じています。
この一枚を軸に、過去の作品へ遡って聴いてみる価値ありです。
そうすれば、徐々に昇天すること間違いなしですね。
採点:★★★★
総評:2010年代、初の名盤。
横山光輝の『三国志』、武将の見分けがつきません。
ハオリンです。
本日紹介するアルバムは、
オックスフォード出身の5人組Foalsの2ndアルバム、
『Total Life Forever』(2010年)です。
前作の『Antidotes』はマスロック的人力トランスっていう、
どちらかと言えば無機質な印象のアルバムでしたが、
こちらは80年代なファンキーな曲あり、優しさ溢れるバラード曲ありと、
随分と人間の体温が感じられる内容に変化しています。
前作の狭く深い路線を踏襲しても、かなりの名盤になったと思いますが、
これからのバンドのキャリアを考えれば、
こんな風に世界観をぐっと広げるような内容にして正解だったと思います。
とは言っても、初めて聴いたときは、
バンドとしての表現力は申し分ないのに、
歌の比重やスタイルが前作と全然違うもんで、
もうちょっと歌が上手けりゃなぁと、
かなりのマイナス評価でした。
でも、5回位聴いてみて、
このヘロヘロな歌こそがこのバンドの最大の魅力なんじゃないの?
って感じ始めた途端に、中毒性のあるアルバムに変わりました。
前作が即効性のあるアンチドーツ(解毒剤)ならば、
今作はジワジワ効いてくる中毒作用があるってことで、
2枚を聴き比べても面白いですね。