新潟県長岡市よりひっそり発信中。
ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★☆
総評:せめて"Carrot Rope"を入れて欲しかった…。
ブログ更新を4ヶ月以上サボっていました。
懸賞サイトでipodを当てようと企んでいるハオリンです。
さて、今日は久々のリハビリ的更新ですので、
手っ取り早く、PAVEMENTのベストアルバムを紹介します。
タイトルは『Quarantine the Past: The Best of Pavement』(2010年)です。
自称、PAVEMENTの大ファンを謳ってきたハオリンですが、
初めて聴く曲が幾つかあって驚きです。
とは言っても、既に何十回と聴いてきた曲が殆どなので、
新たな感動って感じではありませんでした。
全曲リマスターらしいのですが、
そこまでオリジナルと大差が無いかなっていう印象です。
選曲も大きく期待を裏切る事も無く、
まあまあ妥当かなぁって感じを受けました。
でも、こんな風に一枚に凝縮するくらいならば、
各アルバムを個別に聴いた方が、
よりPAVEMENTの魅力を堪能出来る気がします。
それから、傑作のラストアルバム、『Terror Twilight』からは、
”Spit On A Stranger ”の一曲のみってのが残念です。
せめて"Carrot Rope"も入れて欲しかった…。
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採点:★★★☆
総評:メイン・ストリームに切り込んだワールド・ワイド・ポップ
発売日に購入してから、既に10回くらい聴いています。
期待通り、2010年台の幕開けに相応しいアルバムでした。
前作のパンクやスカを織り交ぜた、
トロピカルなアフロ・ポップを十分踏襲しつつ、
ポップ度アップ、アフロ度アップ、
さらにエレクトロ度が5割増でアップ、
アルバム全体の音密度は、120パーセント!!
しかもBillboardの全米チャートで、初登場第1位!!
まさに歴史的名盤の誕生じゃーーー!!
って、褒めちぎりたいとこなんですが、
天邪鬼なワタシはちょっと斜にかまえずにはいられません。
ワタシの求めている”名盤”っていうのは、
誰が聴いても素晴らしいと思えるような、
明らかな名盤アルバムとはちょっと違う気がするんです。
そんなワタシですが、
このアルバムを心底陶酔できない理由を考えました。
まず、前作で最大の魅力だったスカスカな隙間だらけ空間を、
なんでエレクトロ・サウンドで埋めちゃったんだろうってこと。
それから、インディ・ポップの新アイコンの道よりも、
メイン・ストリームへ切り込む道を選んじゃったのかこと。
だって明らかにヒットを狙った内容のアルバムだもの。
でも、そんな点をマイナスしたとしても、
今年の名盤アルバム・ベスト10には必ず入る出来。
うーーん。なんか複雑な心境。
早く次のアルバムが聴きたい!!
とりあえず、現段階ではまだファーストの方が好きです。
ちなみに、オフィシャルHPで、全曲フルサイズで試聴できます。
www.vampireweekend.com
採点:★★★☆
総評:大雪なんだから、家でじっとしていよう。
大雪の中運転するくらいなら、仕事を休んだ方がマシだと思います。
駐車場から出るだけで30分かかっちゃうハオリンです♪
本日紹介するアルバムは、
スウェーデン出身の女性4人組ポストロック・バンド、
AUDREYの『The Fierce And The Longing』(2009年発表)です。
今回も何の期待もせずにツタヤでレンタルしてみましたが、
最近のポストロックの中では、かなりの傑作です。
ほんのちょっとビョークを意識した歌声、
神秘的で心地よくなるギターのクリーントーン、
控えめながらスパスパっときまる軽快なリズム、
それにノスタルジック管弦楽器と、
それぞれが危なっかしくも絶妙なバランスで重なり合っています。
時には崩れそうに儚く、
時にすべてを包み込むほど壮大でありながら、
不思議と静かな時間の流れを感じるアルバムです。
全体の印象は地味で淡々としていますが、
内側に秘めた情熱的な部分は、しっかり感じ取れます。
ツタヤではポストロックという括りで紹介されていましたが、
どちらかと言えば、LowやCodeineみたいな、
スロウコアが好きな人におすすめしたいアルバムです。
現在ワタシの住む長岡市が大雪だからかも知れませんが、
先程から、なんて雪景色に合うアルバムなんだろうと感心しています。
これも、スウェーデンのバンドが持つ魔法でしょうか。
是非、北欧の冬景色を思い浮かべながら聴いていただきたい一枚です。