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新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★★★☆
総評:ニューゲイザーならぬ、ローゲイザー。


「東京ドーム何個分」という例えには、全然ピンときません。
小さいことが気になるハオリンです♪

本日紹介するアルバムは、
英米でカルト的な人気を誇ると言われている、
アトランタ出身の5人組、
Deerhunterの3rdアルバム『Microcastle』(2008年発表)です。

このアルバムは、
ワタシの行きつけのツタヤの、
輸入盤レンタルコーナーでレンタルしました。

ツタヤさんの紹介文によれば、
ニューゲイザー(多分ネオ・シューゲイザーみたいもの)が、
どうのこうのと解説されていましたが、
一通り聴いた感じ、あまりそういう感じはしませんでした。

どちらかと言えば、初期のFlaming LipsやYo la tengoに近いですね。
つまりローファイでサイケデリックな感じです。

でも、轟音ギターとフィードバック音、
ボソボソっと歌うボーカル、
それに靄(もや)がかかったが音質が特徴的だから、
その辺はやっぱり、シューゲイザー的なのかな。

でもでも、ドラムの音は、割と抑揚があって、生音に近い分、
シューゲイザー独特の無機質な印象を消している気もします。

その辺の絶妙なバランスが、このバンドの最大の魅力なんでしょうね。

要するに、片足をローファイ・ロックに突っ込んで、
もう一方をシューゲイザーに突っ込んでいる感じなので、
ローゲイザーといったところでしょうか!
ワタシうまいこと言った!

それにしても、こんな割とマニアックな内容のアルバムを、
ツタヤでレンタル出来るなんて思ってもみませんでした。

インディロック好きな方には、間違いなくオススメのアルバムです!

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採点:★★★☆
総評:「ダサかっこいい!」が、USインディロックの基本

旅館に行くと、まずお札(おふだ)を探してしまいます。
額縁の裏や、クローゼットには注意です。
旅行先では、幽霊が怖くて眠れないハオリンです♪

本日は紹介するアルバムは、
ワタシの大好きなModest Mouseの1999年リリース作品、
『Building Nothing Out Of Something』です。

このアルバムは、彼らがUp Recordsに所属していたときの、
コンピレーション・アルバムらしいので、
恐らく正式なアルバムではないんですが、
Modest Mouseで一番好きなアルバムといえば、間違いなくこれです。

ヘロヘロな感じのボーカルに、
スカスカでローファイ感たっぷりの音質、
そこになんだかひねくれたようなギターフレーズ。

まさに、インディロック・ファンの心を鷲掴みする内容です。

それになんて言っても、じわじわと情熱的に変わっていく曲がイイ!
3曲目の”Broke”なんて、生涯ワタシの心のテーマソング間違いなしです。
特に最後、勢い余ってギターとリズム隊の演奏がずれちゃうところが最高(笑)

2001年に下北沢シェルターまで、ライブを見に行ったときに、
初めてメンバーの顔を知ったんですが、
ボーカル・ギターのIsaac Brockが意外に若くて、
マッチョでイカツかったのに驚きました。

てっきりナヨナヨっとした、
おじちゃんみたいな人が歌ってるのかと思ってましたから。

このアルバムの後に、メジャー(Epic)へと移籍するわけですが、
メジャー第1弾となる『The Moon & Antarctica』(2000年)は、
まだインディ色が強くて結構好きでした。

しかし、それ以降の、
『Good News For People Who Lovebad News 』(2004年)、
『We Were Dead Before The Ship Even Sank』(2007年)は、
どうもいい印象がないってのが正直なところです。


採点:★★★☆
総評:轟音の上に轟音が重なる、長編大作。


毎朝コンポのリモコンでテレビをつけようとしてしまいます。
学習能力のないハオリンです♪

本日も長岡市は大雪に見舞われており、
寒くて部屋から出る気力すらありません。

さて、本日紹介するアルバム(一応マキシシングル?)は、
轟音ポストロックの完全版、
モグワイの『My Father My King』(2001年発売)です。
プロデュースしたのは、ワタシの大好きなSteve Albiniです。

このアルバムはワタシが大学4年生の冬休みに買いました。
その時はまだ就職が決まっておらず、ピリピリしていた時期でした。

そんな時に、こんな恐ろしくダークなアルバムを、
部屋に篭もって大音量で聴いていたものですから、
母親が心配になったらしく、
「ハオリン、大丈夫なの!?」とすごい剣幕で、
部屋に入って来たのが忘れられません(笑)

余談はさて置き、この”My Father My King”という一曲で、
轟音ポストロックは終焉を迎えたと言っても過言じゃないと思います。
中盤で轟音MAXを迎えたかかと思いきや、
後半に向かってさらにまだまだ歪む、歪む!
よく、こんなノイズの壁をCDに収められたかと思う程です。
デイヴ・フリッドマンのプロデュースじゃ、こうはいかなかったでしょう。

このアルバムと、GODSPEED YOU! BLACK EMPERORの、
『Lift Your Skinny Fists Like Antennas to Heaven』の2枚で、
ワタシの中のポストロック・ブームは終わりました。

だってこんな傑作の後に、どんなポストロック・バンドのアルバムを聴いたって、
結局どれもイマイチに感じてしまうようになったんですから。

はっきり言って現状のポストロック・シーンは、「きりがない」の一言です。



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 CDレビューのブログで始めたつもりが、いつの間にか戯言日記と化してしまいました。何卒お付き合いください。
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