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新潟県長岡市よりひっそり発信中。 ロックの名盤・迷盤を探しています。
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採点:★
総評:聴き手の器量が問われる実験的最高傑作


二十歳の頃、鼻に詰めた麦チョコをが取れなくなって病院に行きました。
ハオリンです♪

さて、今日は結成26年目(!)を迎えたFlaming Lips、
通算13枚目のアルバム『Embryonic』をご紹介します。

うーん。。。何なんだ、このアルバム。。

かれこれ5、6回聴いてみたんだけど、
これを上手にレビューするのは困難だなぁ。

これは曲を聴くのではなくて、質感や雰囲気、
さらに言えば、”レコーディング技術”を味わうアルバム。

ロックだとかポップだとか、そんなカテゴリーとは程遠く、
ひたすらにフリーキーでラディカルな音。

暗闇と幻覚が合わさった、ひとつのカオスの中に全曲がひしめきあってる感じ。

アンビエントな要素が強いように感じるけれど、
バンド・サウンドの領域はきっちり詰まってる。

ギターは相変わらず、飛び道具的なエフェクターを多用した、
シンセギターサウンド。
ドラムも相変わらず、音が割れたドカスカ・リズムで、
ベースも常にゴリゴリした相変わらずな音。
そこに時に柔らかく、時に豪快なシンセが入る。

冷静に考えれば、これまでのFlaming Lipsと何ら変わりはない。
強いて言えば、ポップなキラーチューンがないってことだけ。

でも、今までのFlaming Lipsとは明らかに異なる次元のアルバム。

ワタシが言える事は、結成26年目にして、
こんな実験的、かつリスナーの器量を問うかのような、
難解なアルバムを作り出すなんて、カッコイイ!!

「歴史的名盤」か「迷盤」かのどっちかで迷ったけど、
両方を併せて、「歴史的迷盤」ってのが、
このアルバムの最大の賛辞に繋がるような気がします。

余談ですが、ゲストミュージシャンのKaren Oは、
ツアー先の電話で歌って、このアルバムに参加したそうですよ。
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